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学校選び2004年6月上旬
留学先の地域をどこにするかでかなり悩んだ。
以前からなんとなく住んでみたかったバレンシアか、それともバルセロナか。どちらも年中暖かい。とりあえず都会だ。治安はバレンシアのほうがいいだろうけど、バルセロナには彼氏(スペイン人)がいる。「彼氏がいるならバルセロナに決まってる」んだろうけど、「スペイン語初級レベルのうちから、日本語上級の彼氏のそばにいると、絶対自分のスペイン語が上達しない」管理人の性格からするとその通り。じゃあどうすればいい?…略… 悩んだわりには結局バルセロナに決めた。
渡航の目的は、言葉の習得と合わせて彼氏と一緒にいる時間を増やすことにあるわけで、、、

前置きはこの辺で。
渡航時期は2004年11月からに設定。出発日から逆算して5ヵ月余り。さっそく準備開始。
まずは代行業者にメール相談してみた。
翌日業者から返事が届いた。
特別集中(マンツーマンレッスン週3時間込み!)コースを2ヵ月、
週15時間コースを5ヵ月分予約することにした。
滞在期間は授業予約より短い5ヵ月。真冬に引越を考えたくないので。
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書類入手2004年6月8日
大使館にFAXで、学生ビザの申請書類一式を自宅に郵送してもらうようにお願いした。「住所・氏名・年齢・国籍・渡西の目的」等を明記すると、書類を送ってくれる。郵便で書類請求する方法もあるが、そちらだと倍の時間がかかるので、FAXのほうがおすすめ。
遠方に住んでいる人間にとってはありがたいサービスだ(当たり前か?)
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海外送金其の壱2004年6月中旬
選んだ語学学校は独自のHPを持っていたので直接コンタクトをとっても良かったのだが、「業者を通したほうが対応が早いかも」と思い込んだがために、業者を通すことにした。
さっそくデポジットの請求がきた。入校手続きを進めてもらう上で、最大の難関(?)が訪れた。
というのも、地方在住の身としては、海外送金を取り扱っている近隣の銀行がどこだか分からなかったからだ(苦笑)。こういう時、田舎はなにかと不便だ。

銀行関係者の知り合いが多い我が家のことを考えて、市内の銀行で済ますことを諦め(留学のことは当面周囲に内緒なので)市外に出ることにした。

管理人にとって今回が生まれて初めての海外送金。一番困ったのは、申込用紙の記入方法が分からなかったこと。記入例が目の前に貼られていてもね、こんなの書いたことないから、どのコードがどの欄に当てはまるのかさっぱり分からない。最後は窓口のお姉さんに手伝ってもらいながら書き終え、その後あっという間に手続きが終わった。思いのほか対応が早くて驚いた。(所詮田舎者です…) 今や海外取引も容易い時代なのでした。手数料\4000也。安くはないが。
因みに海外送金に手馴れた人ならロイズ銀行がいいかもしれない。事前に送金先を登録しておけば、\2000の手数料で海外送金を行ってくれる。ただし、同じ口座に何度も送金する人向け。
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海外へのFAXの送り方2004年6月中旬
代行業者から、迅速に入校手続きを進めるためにも、海外送金の確認資料をFAXで送るように薦められたので、自宅のFAX電話から送ることにした。(彼氏に電話する際に)いつも使っている国際電話専用プリペイドカードを使って。
電話と同じように、[カードID番号+国番号+送信先FAX番号]で問題なく送信できた。
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留学保険其の壱2004年6月中旬
留学保険。
もしも仮にビザ申請時に必要でなかったなら、現地で安い医療保険を探していただろう。しかしビザ申請書類のひとつに、医療保険加入証明が義務づけられているので、加入以外に選択の余地なし。
というわけで、まずはインターネットで情報収集。決め手は安いプラン、信頼のネットワーク、そしてスペイン語の証明書を発行してくれる保険会社。
スペイン語の証明書は、現地タルヘタ申請時に処理がスムーズになるという情報からもらっておいたほうが得だと思ったので。
各保険会社ホームページやパンフレット、問い合わせを通して、一番希望に近いものを選んでみた。
ダイワ保険のAIUスタンダードプラン。このプランはAIUが出しているプランに比べ、少しお安い。保険自体はAIUの商品なので安心。
ちなみにダイワの担当の方はメール・電話ともにとても親切な対応で、それだけで好感が持てた。なので、保険料を少しでも節約したい人や、どこの保険会社にしようか決めかねている人にダイワをおすすめしたい。
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大使館に質問2004年6月中旬
申し込みの際、滞在先予約は3月末までを予定していたが不安になってきた。というのも、長期ビザは6ヵ月以上の学校証明がいる。それと同様に宿泊証明もいるのではないか?と思ったからだ。
申し込んだ分は5ヵ月分。…微妙なんだけどね(笑)。
さっそく大使館に電話で問い合わせたところ、「滞在したい期間すべてをカバーする滞在証明が必要です」「原則としてそのようになっていますし、仮に短期間のみの滞在証明では、稀に許可されない場合もあります」と案の定回答されてしまった。ついでにビザ発給までにかかる期間も聞いてみたが、「とにかく私どもには分かりません」とあっさり言われてしまった。まあ、期待してなかったけどね。
最後に大使館の職員さんから「いろいろ提出する書類が多くて皆さん苦労していらっしゃるようですけど、がんばってくださいね」「分からないことはいつでも気軽に尋ねてください」「大使館にも、怖がらずに来て下さいね」と励まされた。思いがけなく優しい言葉をいただいて、なんだか嬉しかった。
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海外送金其の弐2004年6月下旬
代行業者から連絡が入り、入校希望の語学学校は全額支払い後に入学許可証を発行するとのこと。ついでに、滞在先の予約を最終授業が終わる週末までに延ばしてもらうことにした。

というわけで、最初の送金から10日後、授業料等全額の支払いをすることになった。二度目ともなると、もう手馴れた感じで。今回は10分少々で完了!
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無犯罪証明書2004年7月1日
無犯罪証明書に必要な書類は、
1.戸籍抄本
2.住民票
3.パスポート
4.渡航理由を証明する書類(この場合、ビザ申請書)
以上の4点。
発行は管轄の県警本部。
…のはずが、県警の科学捜査・鑑識課。しかも、なぜか本部と違って山奥にある。
免許とりたて、車はないわで、どうやってその山奥へ行けばいいのか悩んだが、運良く母親の友人がそこまで送ってくれることになった。(感謝です!)

取調べ(?)は30分ほどで済むのだが、6畳ほどの個室に3人の警察官に、書類を書き込む間じゅう3方向から視線を感じると、なんだか自分が悪いことしたような錯覚さえ覚えた。
今や指紋もデータ化なのですね…スキャナーを大きくしたような機械に指を置くと指紋が認識され、指紋データが保存される仕組みになっているようだ。
便利なもの作るよね、人間って。

おどおどしながらも終了。
発行は約1週間後、電話で知らせてくれるということだ。
なんとありがたいことに、ここの県警では証明書の代理人受領を認めていた。市内在住の管理人はまだいいとして、こんな辺鄙なところに、ほかの市町村から来なきゃいけない人のことを考えれば、それ位の考慮はあって然るべきだろうか。

後日、母親が代理受理し、無事証明書ゲット!
証明書は封を開けたら無効になると言われたわりに、後日証明書を見ることができるのであった。(理由は申請した人ならわかるでしょう)
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入学許可書が届かない!2004年7月上旬
そう。届かない。もう2週間経ってるのに。。。スペイン相手じゃよくあることかもしれないけど、自分には起こってほしくない出来事だ。
そろそろ苦情を言っても悪くない時期なので、代行業者に問い合わせてみた。プラスちょっと不満も漏らす。
「届かないんですけど、実はまだ送ってくれてないんじゃないですか」云々…これくらいはいいよね?
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留学保険其の弐2004月7月中旬
入学許可書が届かないので、なんか心もとなくて遅れていた留学保険の申込み。だけど、苦情を言ったら学校側が入学許可書のコピーをFAXしてくれたので、ようやく申込むことにした。予定していた申込みの期日より1週間以上遅れていたので、FAXで先に書類を送って、発行までの時間を短縮することにした。
それがFAX送信がうまくいかない、いかない…(笑)
パスポートのコピーだけが送信エラー…。
保険会社に電話したら、
「パスポート番号に間違いないですよね」
「申込み用紙はちゃんと届いてますから、すぐに発行手続きに移りますよ」
と言ってくれた。ありがたいね、柔軟な対応。
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健康診断2004月7月下旬
健康診断を受けるために、母親が会員になっている近所の診療所に行った。田舎だし、てっきり「ウチではそういうのは扱ってません!」と用紙を返却されるかと思いきや、予想外に快諾された。診断も「こういう伝染病が流行ってる国に行ったことある?」とか「身体に異常はない?」とかいくつか質問されただけ。それより、ローマ字記入にあたふたしている事務職員のほうにひやひやさせられた。後日、これが思わぬハプニングを生むことになるのだが…。
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いざ大使館へ2004年8月3日
出発まで微妙に3ヵ月を切ったこの日、やっと上京した。両面コピーを求めて虎ノ門キンコーズに立ち寄った後に大使館へ。
入り口には国際空港並の荷物検査があった。受付番号のタグを受け取り、窓口へ。朝早く行ったため、待ち時間0。さっそく窓口の職員さんに書類の確認をしてもらっていたところで問題発生。というか、前から問題があったのに、今、ここで、大使館で、問題発覚。そう。健康診断書に記載の生年月日が、なぜか、診断を受けた日になっていた!!確認したつもりがまさかの見過ごし…!
職員さん曰く、この診断書はこのままでは受理できないので、この診断書を訂正してもらうか新しく診断書を作成してもらうしかない。田舎者の管理人は迷わず後者を選んだ。それでもって、是が非でも今日中に提出してやろうと燃えた!
足早に大使館を出て、まずは近くの病院へ。実は、以前虎ノ門で働いていたことがあり、当時通っていた耳鼻科と同じビルにある内科診療所へ迷わず向かった。

「この診断書はこちらで作ってもらえますか?」「たぶん大丈夫だと思いますが、ちょっと待っててください。先生に確認してみます」
ここでダメならほかの病院を探さなきゃいけない。近くには大学病院や総合病院がある。ただ、そうした病院は総じて時間がかかるのでもともと視野に入れていない。ほかの小さな病院はどの辺りにあったのか頭の中で整理していた。
数分後、受付のお姉さんが戻ってきた。
「その診断、こちらで出来ますよ」
ほっとした。これで今日中に申請ができる。
ここの先生は年配だったが、ローマ字で丁寧に記入してくれたうえにすんなり診断書を作成してくれた。
「本当に助かりました。ありがとうございました!」
何度もお辞儀しながら病院を後にすると、早足で大使館に逆戻り。アスファルトの照り返しが激しい道をひたすら歩いた。
大使館の警備員さんに「今朝いらした方ですね」と声をかけられた。恥ずかしいけど仕方がない。窓口の職員さんに「これで大丈夫です。ビザの許可が下りたら連絡しますので、その時は受け取りにまたいらしてください」
真夏の悪夢はこうして幕を閉じた。暑いのに冷や汗かいたあの瞬間は、スペインに住んでいる今だからこそ笑い話になる。
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